腫瘍・嚢胞について

お口の中に腫れ・できものができた時は

すぐにお近くの歯科口腔外科にご相談ください。
「歯医者は歯を治療する」というイメージのためか、お口の中に腫れやできものができても「どこで見てもらえばいいのか分からない…」というお話しをよく聞きます。
お口の中の腫れやできものは歯医者が見させていただきます。
外科処置を専門とする歯科口腔外科であればより正確に診断し、より適切な対応を行うことができます。

当院には総合病院で様々な腫瘍・嚢胞の症例を経験した歯科口腔外科医が常駐しております。
歯科医院であまり行うことのない病理検査を行っておりますので、お口の中に腫れ・できものなどの違和感を感じたら、お気軽にご相談ください。
JR高槻駅北口より徒歩3分、日曜・祝日も20時まで診療しております。

病理検査

当院では一般的に歯科医院では行うことの少ない病理検査を行っています。
病理検査では顕微鏡を使い、摘出・切除した組織の状態を観察し、その病変がどのような病気であったのか診断をすることができます。

摘出した腫瘍が悪性の場合には悪性腫瘍の早期発見につながり、良性の場合には良性であった(=悪性ではなかった)ことを確認することができます。
口腔がんのような悪性の腫瘍の場合には、さらに細胞診検査などの精密な検査を行うため、提携する総合病院へご紹介させていただきます。

腫瘍(しゅよう)とは

体の中の細胞が本来の増殖サイクルの枠を越えて過剰に増殖したものです。
症状としては腫れやできものとなって現れることが多いです。

腫瘍と聞くと悪性腫瘍をイメージすると思いますが、腫瘍=悪性腫瘍ではありません。
過剰に増殖した細胞が、その場にとどまって増殖するものを良性腫瘍、その場にとどまらず周囲に広がって増殖するものを悪性腫瘍といいます。

嚢胞(のうほう)とは

「のうほう」と読みます。
間違われやすいものに「膿瘍(のうよう)」があります。
膿瘍は「膿(うみ)」という字が使われている通り、膿が溜まった状態を指します。
嚢胞の「嚢」は「ふくろ」と読み、ふくろ状に液体や細胞が溜まった状態を指します。
こちらも症状としては腫れやできものとなって現れます。

腫瘍・嚢胞の処置

診断から治療まで対応いたします

歯科口腔外科医が責任をもって診断し、治療を行います
口腔がんなどの悪性腫瘍だった場合にも
適切な対応をとらせていただきます

良性腫瘍の切除

舌や唇、口の中や顎の骨の中にできた良性腫瘍を取り除きます。
大きさなどによっては、全身麻酔が必要なこともあり、大きな病院を紹介させて頂く場合があります。

嚢胞摘出・歯根端切除

歯や歯ぐき、顎の骨の中にできた嚢胞を取り除き、原因となっている歯の抜歯を行います。
嚢胞ができる原因となっている歯の状態が良い時は、嚢胞に含まれている感染した歯の根っこの先端部分の切除を行います。

膿瘍の切開排膿処置

歯周炎(歯槽膿漏)などで腫れた歯ぐきなどを少しだけ切って膿を出す処置です。
場合によっては、点滴などが必要となります。
点滴も当院で行っていただけます。

外科手術が苦手な方のために

「口の中にできものができたけど、病院に行ったら手術されそう…」と、お口の中に腫れやできものができてもそのままにしておられる方がいるかもしれません。
ですが、お口の中の腫瘍・嚢胞はなるべく早く適切に対処することが望ましいです。
悪いものであれば早期に発見し、良いものであれば良性であったことをしっかり確認し、「悪性かも…」という不安から解放されましょう。

当院では、外科手術が苦手な方にも治療を受けていただきやすいよう、患者様の手術時の負担を軽減する様々な取り組みを行っております。
鎮静によって眠ったような状態で手術を受けていただくこともできます。
「この歯医者さんでなら手術を受けられそう」と感じていただけると嬉しいです。

腫瘍の種類

歯科口腔外科医が鑑別診断いたします

お口の中の腫瘍には非常に多くの種類があります
当院では総合病院で多数の症例を経験してきた
歯科口腔外科医がきっちりと診断させていただきます

エナメル上皮腫

歯の細胞から発生した腫瘍の中で、多く見られるのがエナメル上皮腫です。
良性腫瘍です。
腫瘍の一部あるいは大部分に膿が溜まっている袋のようになっていることもあります。
顎の骨の内部に発生し、下顎の後方部に多く見られます。
大きくなると顎の骨が膨らんでくるので、外見で顔の様子にも異常が確認できます。

歯原性角化嚢胞

角化嚢胞性歯原性腫瘍と呼ばれていた時代もありますが、同じ病気です。
歯の細胞から発生した良性腫瘍のひとつです。
顎の骨の内部、特に下顎の親知らずの抜歯とともに発生することが多いとされています。
エナメル上皮腫同様に、顎の腫れのような症状として表れます。

歯牙腫

歯の細胞から発生した良性腫瘍のひとつです。
歯牙腫は、歯が作られる段階で起こる異常で、腫瘍の中に歯の組織を含んでいます。
症状がないため、レントゲン検査で偶然発見されることが多いです。
大きくなると顎の骨が膨らみ、それにより周囲の歯の位置に異常を起こすことがあります。

非歯原性の腫瘍

お口の中にできますが、歯以外の細胞から発生した良性腫瘍です。
上皮性の乳頭腫、非上皮性の血管腫、リンパ管腫、筋腫、骨腫、軟骨腫、脂肪腫、線維腫、および神経系の腫瘍などが挙げられます。
診断は比較的容易なので、ほとんどの腫瘍に関して摘出や切除を行うことが出来ます。
腫れやできものとして表れることが多いです。

悪性腫瘍

歯肉癌、舌癌などのお口の中にできる悪性腫瘍です。
できもの、ただれ、口内炎に似た症状として表れることが多いです。
悪性腫瘍が疑われた場合には、さらに精密な検査を行うため、提携する総合病院へご紹介させていただきます。